2017年2月1日の一条工務店フィリピン工場の火災と一条工務店の対応についての感想

こんばんはメイトです。

2年前の今日、2017年2月1日、一条工務店のフィリピン工場で大規模な火災が起こりました。

我が家は当初2017年3月に上棟予定でした。当時の様子と一条工務店の対応について書かせていただきます。


工場火災後の当時の様子

私が2017年2月1日の一条工務店フィリピン工場の火災を最初に知ったのは、その日の夜のヤフーニュースの見出しを見たときでした。「フィリピンの日本向け住宅建材工場で火災」との文言がありました。「一条工務店」の文言はありませんでしたが、一目で、一条工務店の事では?と思いました。ですが、その時はそれほど気に留めたりはしませんでした。火災の規模も不明ですし、第一、必ずしも一条工務店の事だと確定した訳ではありませんでしたので。

翌朝、当時毎日更新されていたブロガーさんの一人が、「もしかすると一条工務店のことかも?」と早くも触れていました。

2、3日して、一条工務店のホームページに工場火災の事が記され、追って営業さんから連絡があるとのことでした。

こちらからも営業さんに連絡し、何か分かりましたらおしえて下さいとお伝えし、連絡を待ちました。ですが、10日以上たっても連絡がなく、先に詳細が分かったのはやはりブロガーさんたちの情報からでした。

営業さんから上棟延期と仕様変更について連絡をいただいたのは、火災から既に2週間が経過している頃でした。当初の上棟予定日まで1ヶ月を切っていました。

当時私はまだブログを書き始めておらず、同時期に一条工務店と契約をされている方々のブログを拝見し、考え方などを参考にさせていただいていました。一度も書き込み等をしたこともないくせに、同時期に契約されているブロガーさんたちを、古くからの戦友のように勝手に感じるようになっていました。(笑)

上棟が2月中の方は影響無しでしたが、我が家は3月9日上棟予定で、延期・仕様変更(断熱材が硬質ウレタン→EPSへの変更)組みとなりました。

北海道の方は日程・仕様に変更がないということでしたので、本州で直近に使用予定だった硬質ウレタンを北海道に回すんだろうな!と思いました。我が家も直近に上棟を控えていたので、本州はEPSに変更と報告を受けると、私も妻も正直いい気はしませんでした。

引渡しが2~3ヶ月遅れるということで我が家が一番困ったのは、引越し前の保育園にもう1年子供を通わせるといったことでした。が、その後、補償内容がある程度手厚い内容だと分かると、妻は一転して喜んでいました。(笑)

我が家はこんな感じでしたが、一条工務店と契約される方は断熱性能を重視される方が多いので、かなりショックを受けた方もいたと思います。当時のブログで、断熱性能が下がることについて怒っている方が何人もいました。我が家担当の営業さんも、担当している他のお客様からかなり強く叱責されたと困った様子で話していました。

私は当初、火災後10日以上も今後の見通しについて説明のない一条工務店に不信感がありましたが、大きな仕様変更や施主が納得しうる補償内容を決定し通達するにはやむを得ない時間だったのかな?、いやむしろこれほどの多岐にわたる決定を10日で成し得たのは非常に迅速と評価出来るのでは?と、後に思いました。


工場火災による補償内容は?

一条工務店の工場火災による我が家への補償は以下の通りでした。

・家賃代金
・駐車場代金
・つなぎ融資の利息分
・硬質ウレタンからEPSへの仕様変更(我が家では約61万円減額)
・10万8千円減額かエアコングレードup

この補償内容が妥当かは当初よく分かりませんでした。人によっては納得されていない方も多くいましたので。

ですが、某有名ブロガーさんが引渡しに遅延が生じた場合の補償内容を契約書を参照して解説されていました。その考察と比べて一条工務店の補償内容が手厚いものであったため我が家や他のブロガーさんも納得するという変な感じでした。

一条工務店はとにもかくにもブロガーさんの影響力が大きいハウスメーカーなんだなーと、その影響力に関心していました。

ともあれこの補償内容は、一条工務店は何か不測の事態が起こった時に信頼に足る会社であるという事を示した内容であると思います。


一条工務店の倒産の可能性を気にした?

一条工務店のフィリピン工場の火災は、記事によってはかなり大きいと報じるものもありました。

某有名ブロガーさんは、一条工務店の財務諸表を示して一条工務店の倒産の可能性が低いことを解説されていました。私と妻は財務諸表に多少知識があり、これらの記事を興味深く読んでいました。

全国にこれだけの数の展示場を持つ一条工務店ですので、まず倒産はありえないとは思っていましたが、わずかとは言え不安な気持ちがありました。特殊な工法の工務店が倒産すると、他社が引き継いで完成させる事が出来ない場合がありますので。

結果的に2、3ヶ月の引渡しの遅延と断熱材の仕様変更だけで補償もされているというのは、「経営状態がよく規模の大きいハウスメーカーを選んだ保険が適用されたようなものだ」とも思いました。


補償が手厚いということよりも、一条工務店が倒産せずに良かったと考えるべきだったのかもしれないと、後々思いました。


最後に

火災が起こったとき、仕様変更の事を調べたり今後の段取りや補償内容について問い合せたりで、正直そちらにばかり気がいっていました。

ですが、この火災ではフィリピン工場の数名の方が亡くなり、負傷された方も多数出ました。私がそういったことを気にかけるようになったのは、引渡しを受けるのが迫ってきた時にやっとという感じでした。 


あれからもう2年が経ちますが、2月1日はそういった方々のことを気に留めるべき「一条工務店の防災の日」と言えるかもしれませんね。



最後までお読みいただきありがとうございます。

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